人生初パチスロに行ったら1000円が8500円になった話
興味本位で
僕はATMから1万円を下ろし、パチンコ店へと向かった。
最悪、昨日のバイト代8000円分全部すってもいい。スロットを楽しめて、しかも社会勉強にもなる。別に勝つつもりは全くなかった。
いざ店内へ!!
僕はパチスロはおもちゃでしかやったことがない。しかも一度だけだ。
やり方も忘れてしまった。
「初めて来たんですけど、やり方教えてもらえませんか、、?」
分からないなら聞けばいい。きっと教えてくれるだろう。
店員は親切にいちから教えてくれた。初心者向けのおすすめの機種まで教えてくれた。
(おいおい、店員の言うがままにおすすめの機種をやって大丈夫か?
このままじゃ完全にカモじゃねーか??)
やさしく笑顔が印象的な店員を信じ、その台をやってみた。
機種の名前は「マイジャグラー3」。店員によると真ん中のランプが光ったときに「7」を3つそろえるといいらしい。
緊張の一手、そして、、、
くるくる回るスロットを感で止める。
はずれ、はずれ、はずれ、はずれ、あたり、はずれ、はずれ、はずれ、あたり。
こんな調子ではずれとあたりを繰り返すが、コインは減る一方。
1000円でつくった47枚も、のこり半分といった時だった。
後ろからいきなり手がでてきて、僕の台のボタンを押し始めた。
振り返ると通路から、常連客を漂わせるおじさんが悪気もなさそうに僕の台に手を伸ばしている。
勝手にメダルを機械へといれ、人の台で何度もプレイしている。
僕は茫然とし、やっぱり、パチンコ屋なんていう場所には変な人がいるんだなあ。
「ちょっと、何ですか?」
そう言いつつ、スロットに視線を戻した瞬間僕は驚いた。
7が3つ揃っているではないか!!!
「ここが光ってるから7を狙うといいよ」とやさしいおじさん。
あ、これ光ってるの??
めちゃくちゃ親切な人だったーー!!
おじさんに僕はペコペコして、お礼を申し上げた。
慣れてなくあたふたやっていたのを見て、助けてくれのだ!
一度揃うと、瞬く間にコインは最初にあった47枚を超えていた。
救世主、再び!?
さすがにここではやめられない。このまますぐ帰るのも、コツを教えてくれたおじさんに失礼だし、、、。
しばらくすると、再びランプが点灯した。
よし、「7」を3つそろえるぞ!と思ったときだった。
今度は左隣の30代ぐらいのおにいさんが、僕の台で「7」をいとも簡単に2つそろえてくれているではないか!!!!
さらに、お兄さんは僕の台を一定のリズムでたたいている。訳が分からずそのタイミングで残った一つのボタンを押すと、目の前には「7」が3つ横に並んでいた。
僕は唖然としていた。
7500円の黒字
その後も、もう一回隣のお兄さんに「7」をそろえるのを同様に手伝ってもらった。
いや、9割9分やってもらった(笑)。
そんなこんなで周りの人に、計3回手伝っていただき、きりのいいところでやめた。
一時、600枚程度あったが、結局440枚でフィニッシュ。1時間の出来事だった。
このようにして1000円が8500円になり、
さらにエナジードリンク2本とお菓子のおまけつきという大黒字だった。
機会があればまた行きたい。パチスロ詳しい友達を誘って行っててみたい。
今回勝てたのは自分の力でないし決して勝つ自信があるわけではないが、
もういちどあの快感を味わいたい。
僕はギャンブル依存症に片足を突っ込んでしまったようだ。